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陸上競技部~国民スポーツ大会千葉県最終選考会 出場!!~


 8月10日(土)に開催されました国民スポーツ大会千葉県最終選考会に出場しました。今回も複数名の出場権獲得者はいましたが、受験等の関係もあり、今回の出場者は平晴行君(3年)の1名のみとなりました。
 この大会は、国民スポーツ大会(旧国民体育大会)の出場権をかけての最終選考会であるため、先日の千葉県選手権大会と同じように原則は標準記録を突破するか、高校記録会で上位にならないと出場権を得ることができません。そして年齢区分があるレースとはいえ、特に標準記録を突破した選手たちは力があるので、激戦となればかなりハイレベルのレース展開となることもあります。そのような大会に関して、平君は少年A男子100mと少年A男子300mの標準記録を突破していましたが、100mに絞っての出場を決めました。
 当日の朝は遅延等も発生しましたが、無事にアップを終え、いざ本番のレースへ。これまで少しずつキャリアは積んできましたので、落ち着いてスタートラインにつきました。そして号砲が鳴り響くと、加速局面では打ち合わせ通りのまずまずの走り出しを見せ、彼らしくスタートしていきました。その後も懸命に走っていきましたが、後半に他の選手に競り負け、5位でフィニッシュ!!タイムは10秒82!!記録的にはこれまでのベストを0.01秒更新ですが、残念ながら追い風2.5mというコンディションであったため、惜しくも参考記録に終わりました。しかし、彼は中学時代に短距離種目については県大会出場した経験がありませんし、他種目でも県大会で入賞したような選手でもありませんでした。今大会に出場した選手の中には中学時代に全国大会で上位入賞している選手から関東大会出場、県大会入賞までの経験者がいましたし、そこまでではなくとも、少なくとも短距離種目での県大会出場経験がある選手がほとんどでした。その一方で、そもそも中学時代から活躍していて、高校でも陸上競技を続けているにもかかわらず、この舞台に立てない選手も多くいるのが現実です。そう考えれば、平君の走力の伸び率は高く、誇れるものがありますし、ここまで頑張ってきたことには大きな意義があり、彼もまた当部の真髄を証明してくれた一人でもあると思います。
 彼は中学時代に当部の練習に参加してくれ、そのことは今でも鮮明に覚えていますし、早い段階から大きな大会へも同行させました。そのような関わりからスタートし、怪我等にも悩まされたこともありましたが、そのような逆境を跳ね除けて部長としても、短距離のエースとしてもチームを引っ張ってきてくれました。これまで本当にお疲れ様でした。ここで引退するわけではありませんが、一つの区切りではあります。まだまだ課題もありますからそれを克服しながら選手生活を続けて記録の向上を目指すとともに、進路実現に向けてもさらに努力を続けていってください。応援しています。
 さて現在、当部はこの猛暑にも負けずに新人戦に向けて強化に励んでいます。新体制もまだまだ課題は多くある状態ですので、少しずつ克服しながら前に向かって進んでいき、飛躍していけるチームづくりをしていきたいと思いますので、引き続き応援をお願いいたします。

 (結果)
   少年A男子100m  平 晴行(3年)  10秒82(+2.5)