3月16日（日）に石川県で開催されました全日本競歩能見大会に上村悠也君（2年）が出場しました。この大会は高い標準記録を突破しないと出場できないため、今回も千葉県勢としては2名のエントリーでした。
　現地入りすると、関東よりも気温が低く寒い状態でしたが、それでも前日の調整練習はまずまずの流れ、動きを見せていたため、翌日に期待が持てました。
　そしてレース当日を迎えました。単に気温が低いだけではなく、雨も降っていたため、体感温度は前日以上に低い状態でした。しかし、彼はしっかりと備えてきて、アップも関東新人の反省を活かして行っていましたので、この悪条件の中でもやれると確信していました。
　その後、いざスタート！！1周目から良い入りを見せ、2周目以降の前半も安定したペースで通過していきました。後半はさすがにペースが落ちてしまいましたが、それでも練習以上の記録を出し、ランキングを8番ほど覆してくれ、千葉県勢としてもトップの45位でフィニッシュ！！彼にとって人生初の全国大会出場、そして初の公式レースとなる10km。それを考えれば、よく頑張ってくれましたし、関東新人の頃と比べても大きく成長してくれました。そのような彼も当部の多くの部員同様、陸上競技未経験者です。しかし、当部において仲間たちと必死に、そして着実にやっていくことができれば必ず強くなれるのです。そのことをこれまでの先輩たち同様、彼もまた証明してくれたと思います。
　このように強豪が集まる全国の大舞台の中でも動じずにレースに臨み、記録を上げてランキングも覆すことができたのは大きな意義があり、今後に必ず繋がっていきます。そして、まだまだ伸びしろもあります。今回の大きな経験を活かし、仲間たちにも還元しながらともに練習に励み、来シーズンに向けてさらに大きく飛躍していきますので、引き続き応援をお願いいたします。

（結果）
　　高校生男子10km競歩　　
　　　　45位　　上村　悠也（2年）　　　48分37秒